自分が悪いわけじゃない理由
人と関わること自体が、
嫌いなわけではない。
それでも、
人と話したあとに、どっと疲れてしまう。
ひとりになると、少しほっとする。
そんな感覚を、
長いあいだ抱えてきました。
「気にしすぎなのかな」
「自分に問題があるのかな」
そう思ってしまう人も、
少なくないと思います。
けれど、
人間関係で疲れやすいことは、
性格の欠点でも、弱さでもありません。
ここでは、
人間関係で疲れやすい人に多い特徴を、
静かに整理してみます。
1. 相手の気持ちを、先に考えすぎてしまう
相手がどう感じるか。
どんな言い方なら角が立たないか。
会話の途中で、
無意識に考えていることが多い。
そのぶん、
自分の気持ちは後回しになります。
気づかないうちに、
心のエネルギーを使い切ってしまうことがあります。
2. 場の空気を壊さないように、無理をする
沈黙が続くと、
何か話さなければ、と感じてしまう。
本当は疲れていても、
笑顔を作ってしまう。
場がうまく回ることを、
自分の役割だと思ってきた人ほど、
あとで、どっと疲れが出ます。
3. 嫌でも「嫌」と言えない
小さなお願い。
少しの無理。
断るほどではないから、と引き受けて、
それが積み重なっていく。
あとになって、
なぜあんなにしんどかったのか、
自分でも分からなくなることがあります。
4. 人と比べて、自分を責めてしまう
周りはうまくやっているように見える。
自分だけが、疲れている気がする。
「普通はこれくらい平気なのに」
そんな言葉で、
自分を責めてしまう。
でも、
感じ方には個人差があります。
比べる必要はありません。
5. ひとりの時間がないと、回復できない
誰とも話さない時間。
何も考えない時間。
それがないと、
気持ちが整わない。
これは、
わがままでも、逃げでもなく、
回復のために必要な時間です。
あなたが悪いわけではありません
ここまで読んで、
当てはまるものがあったとしても。
それは、
人に気を配ってきた証拠でもあります。
無理をしやすいだけで、
何かが欠けているわけではありません。
今日できることがあるとすれば
大きく変える必要はありません。
今日は、
・ひとりの時間を少し長くとる
・無理に話さない
・疲れている自分を責めない
そのどれか一つで、十分です。
人との距離は、
近づける日もあれば、
離したい日もあります。
今日は、
そのままでもいい。
—— このブログの人
