たぶん、あなたも見たことがある。
誰かが「ん?」って横を向いた瞬間、
なんとなく全員が同じ方向を見るやつ。
本日の観測テーマは「理由も知らないのに、視線だけ友情を結ぶ現象」です。
なお、編集部もほぼ毎回見ます。しかもちゃんと見ます。
昼のショッピングモール。
それぞれ自由に歩いていた人たちの中で、
一人だけが、ふっと横を見た。
すると。
近くにいたもう一人が、同じ方向を見る。
さらに別の人も、同じ方向を見る。
気付けば、半径3メートル圏内の人間、
全員同じ方向を見ていた。
でも。
そこには、特に何もなかった。
ただの壁。
ただの空間。
ただの「何かある気がした気のせい」。
なのにどうしてか、
全員、同じ顔で「ふーん」って納得してた。
何もないのに納得するな。そこは疑え。
なにもないのに みんなみたの かわいい。
結局、人間って「理由付き安心感」より「みんな同じ」が強いんだよね。
誰かが見てる → たぶん何かある → 見る。
これだけで成立するの、社会としてシンプル過ぎない?
観測ログ
誰も状況を理解していないのに、
視線と「納得だけ」はしっかり共有される。
たぶん人類は、情報より「安心」を優先する生き物。
理由がなくても、みんなと同じ反応をしておけば安心。
だから今日も、世界のどこかで人々は同じ方向を見ている。
何もないのに。
- 「見たほうが安心」は分かる。
- 「何もなくても納得する」のは分からない。
- でも嫌いじゃない、この謎の団結力。
「団結力の使いどころ、そこじゃない」
「でも人類らしくて好き」
「みんな いっしょ かわいい」
── 編集部あとがき
人間って、ほんと「いっしょ」が好きなんだなと思いました。
理由がなくても、意味がなくても、「いっしょ」ってだけで仲間。
そんな世界、ちょっと優しい。ちょっとおもしろい。
「無意味な団結、嫌いじゃない」
「観測対象としては最高」
「つぎも みる」


