マウン

コビト誌のコビトたち
Moyamoya Report

人の話をすぐ比較する人の心理

No.05|小人【マウン】

普通に話していただけ。

ちょっとした出来事。
ちょっとした報告。

それだけのつもりだった。

なのに、返ってくる。

「それくらいなら自分は〜」
「自分のときはもっと〜」

気づくと、比べる話になっている。

こっちはただ話しただけなのに、
いつの間にか比べられる側に回る。

勝ち負けを決めているわけではない。
でも、なんとなく上下がつく。

その場は流れる。
会話も続く。

それでも、少しだけ気が抜けなくなる。

話したあと、軽く疲れる。

会話をそのまま受け取らず、
比べる形に変える。

そこにいるのが、小人【マウン】。

ちびマウン
人のせいにしません だいたい仕組みです 理由があります

Punchline

マウンは、
会話を比べる話に変える小人

話の途中で勝負を作る

今回の小人:マウン

マウンは、相手の話をそのまま受けない。

必ず自分との比較に変える。

「すごいね」で終わらない。
「自分の方は」という話が入る。

悪気があるとは限らない。

ただ、そのまま聞くより、
自分を入れた方が落ち着く。

この感覚で会話に上下が生まれる。

結果として、ただの会話が勝ち負けに変わる。

そこがマウン。

小人マウン
No.05 比較系 出現:雑談・報告・会話
小人【マウン】
生息地:会話の中
主食:比較、優劣
得意技:上書き、張り合い、「自分のときは」

そのまま聞けず、比べてしまう。

何がしんどいのか

比べてくるマウン

しんどいのは、自慢されることではない。
比べられること。

普通に話しただけなのに、
なぜか評価される形になる。

こっちの話に点数がつく。
大きさを測られる。

その場で勝ち負けを決めているわけではない。
でも、なんとなく上下がつく。

それが続くと変わってくる。

話す内容を少し選ぶようになる。
大きい話は出しにくくなる。

喜んだ話でも、比べられる前提で少し抑える。

話し終わったあとに残るのは、
そのまま受け取ってもらえなかった感じ。

比較されて疲れる場面

話の内容より、比べられたことの方が残りやすい。

ちびマウン2

マウンが出る瞬間

マウン4コマ

マウンで起きているのは、勝ちたい気持ちだけではない。

自分の位置を確かめる動き。

相手の話をそのまま受けるより、
自分と並べた方が落ち着く。

それで、つい比べる。
自分の話を出す。

結果として、会話に上下が生まれる。

マウンの心の声:
「自分の方はどうだろう」

その場で起きていること

  1. 相手が話す
  2. 内容を受ける
  3. 自分と比べる
  4. 自分の話を出す
  5. 上下が生まれる

なぜそうなるのか

  • 自分の位置を保ちたい
  • 負けたくない感覚がある
  • 評価を気にしている
  • 無意識に比べている

悪意より、癖に近いこともある。

それでも向上心とも言える

よく言えば向上心とも言える。

ただ、全部の会話がそれになると、気が抜けない。

雑談でも報告でも、
何を話しても比べられるなら、ただ話すことが重くなる。

相手がマウンのとき

効くのは、
比べる流れに入らないこと

相手が比べてきても、そこに自分の話を重ねない。
一度受けて終わらせる。

その場でやる動き

  • 自分の話を乗せない
  • 深掘りしない
  • 一言で止める

テンプレ

①「そうなんだ」

②「へえ」

③「今は比べたい話じゃない」

張り合うと続く。乗らなければ終わる。

あなたはどこでしんどくなる?

同じマウンでも、しんどくなるところは人によって違う。
いちばん近いものを選ぶ。

  • ① 話している途中で比べられて、評価される感じがしんどい → 評価化ストレス型
  • ② 話がそのまま相手の話に変わって、主導を取られるのがしんどい → 主導変換型
  • ③ 比べられる前提で、話す内容を選んでしまうのがしんどい → 先回り抑制型

マウンの問題だけでなく、
自分がどこで疲れているかを見ると整理しやすい。

自分がマウンのとき

少しでも上にいたい。
負けたくない。

この感覚は誰でもある。

ただ、そのまま出るとマウンになる。

「すごい」と「張り合う」は別

すぐに自分の話をかぶせずに、
「そうなんだ」と一度返してから話すと、会話は張り合いになりにくくなる。

ちびマウン3

境界線

雑談まで勝負になるなら、バランスが崩れる。

  • 相手より上に立とうとしていないか
  • ただ話を聞く時間がなくなっていないか
  • 何を話しても比べる形になっていないか

ここが続くなら、話す方が気を使い続ける。
その場の空気より、会話の形を見直した方がいい。

まとめ

マウンは、会話を比較に変える小人。
普通に話しただけなのに、評価される形に変わってしまう。

しんどくなるのは、自慢されることより、
そのまま受け取ってもらえないこと。

比べる流れに入らず、広げず、一言で止める。
それだけでもかなり楽になる。

マウン対策チェック

  • 話が勝負になっていないか
  • 自分も張り返していないか
  • 比較を広げすぎていないか
  • 一言で止められているか
  • そのまま聞く余白が残っているか

今日の小人(ミニ図鑑)

小人:マウン

種類:比較系

出現:雑談・報告・会話

口ぐせ:「自分のときは」

そのまま聞かず、比べる。
それがマウン。

次に読む

マウンは、会話を比較に変える小人。
次は別のモヤモヤを見る。

会話 割り込み
話にかぶせてくる
話の途中で入ってくるタイプ
責任 押しつけ
自分のミスを人にのせる
比較ではなく責任をずらすタイプ